2012 新年のご挨拶
今までに出会えた皆さまに感謝し
2012年を迎えられたことに謹んでお慶びを申し上げます。
昨年の大晦日に2011年最後のご依頼の方のお見送りを終え翌日、元旦に3度目のリピーターのご家族のお別れに立ち会う年初めの2012年になりました。
早朝に携帯のべルが鳴り「林さん、○○です。覚えている?実は…」と4年前そして2年前にもご依頼いただいたご葬家からの電話。通常のご依頼は、会社のフリーダイヤル!なのに、Yさんはあえて直接繋がる個人の携帯へ連絡されてきました。とっさに、お元気にお過ごしのことと…そして不義理を感じつつ。
「林さん、元旦早々だけど来て下さる?…」とのこと。
お話を伺いご意向をお聞きした後、Yさんの宅へすぐ出動。他市の為、1時間後に現着。チャイムを鳴らしドアが開き、そこには懐かしい顔ぶれの方々、お会いするやいなや手と手を取り合い涙が止まらない様子に、伴侶の死に直面しお別れの辛さをこらえている姿にお気持ちをおもんばかりながら、少しでも慰めになれるよう、そしてお心癒せるよう努めるばかりでした。
悲しく辛い気持が一気に込み上げるYさん、ホームフューネラーになっている私が来た事の安堵感か「来て下さってよかった、よかった!」と…。一家に、専属のフューネラルコンサルティングの必要性がある事を切実に実感した場面でした。
ご家族へのご挨拶もそこそこに、故人様にご対面させていただきご挨拶、お身体の様子を確認させていただき、その後ご意向に合わせてご安置の対応へ…
ご移動前に一通りお話を伺いながらカウンセリング、そしてお別れの日程を決めると、ご家族は「林さん、また何かあったら宜しく!と…」
まだお別れのおくりのべとお見送りを終える前に、今後についてお話しされる胸中、混乱されている伴侶の方に「そうですねっ、今後の事が不安でしょうけれども大丈夫ですよ、今は、亡き方のことを考えましょう。そして今後の事は少しお落ち着いてから考えましょう」と安心していただき…
私どもを頼りにされる事は有り難く、本当に悲しく辛い時に時間を問わず身近に居てご依頼者主体に対応する私どもフューネラルコンサルティングへの賛辞を受けつつ、その「感謝」の気持ちに応えるべく、一人一人の生命の大切さに向き合い丁寧に、お迎えから、お見送りまで直接関わるおくりのべる事の大切さを改めて体感する場になりました。
飛躍の年だからこそ、私は幼いころに感じた父との悲しく辛い別れとその想いを今までもそしてこれからも忘れず、生きる意味・意義に触れながら
「世の為・人の為・家族の為・如いては自分自身の為に」
役立つ人間になれるよう成長していくことを、心に誓い皆様にその想いを年頭にお伝えさせていただきます。